鉄道車両が出す音はもちろん、警笛や車内放送、発車メロディーなど周辺の音までを愛する鉄道ファン「音鉄」。そんな音鉄に楽しんでもらおうと、秩父鉄道(埼玉県熊谷市)が専用の列車を走らせるイベント「音鉄トレイン」を初めて企画した。
開催日は12月21日。5000系電車3両を用意し、1車両を乗車用、残る2両を録音専用車として熊谷駅から運行する。運行区間は当日まで明かさないという。
ノンストップで走る走行音や駅に停車する際の音、さまざまな車内放送やドア開閉時の操作音などが録音し放題になる。録音機材は各自で用意する。広瀬川原車両基地(熊谷市)で5000系電車の車両見学もできる。
高校生を除く18歳以上が対象で、1人税込み1万円。申し込みは21日午前10時から12月13日まで秩父鉄道ホームページ(https://www.chichibu-railway.co.jp/)で受け付ける。定員の20人になり次第締め切る。
問い合わせは秩父鉄道運輸課(048・523・3822)。(深津慶造)